平成11年に出版した「現場改善50のヒント/クリｰン忍術心得帖 Part5 」の続編とも言うべき内容で、全ドラで2008年まで連載した「伊藤良哉の改善日誌」の原稿が、前回の出版以降に相当たまったので、久々に一冊にまとめたもの。この連載は随分と長く10年以上続きました。丸々6年ぶりということで、過去の原稿内容を確認してみると、今現在と変わらない部分、また大きく変化した部分がみられるため、いくらかは加筆訂正しました。
　「改善日誌」とは言うものの、具体的な日誌ではなく、日々現場を改善していく上で出会った事柄、特に印象深く感じたことを取り上げています。そのため時事的な記述も多く、読み返してみてわずかな時間しかたっていないのに、すごく昔のような気がする内容もありました。ここ数年の時代の変化の激しさを痛感した次第です。
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　例によって、出版元の全ドラさんが「2月の3日の展示会に間に合うように作ってくれ」という、ものすごくタイトなスケジュールを伝えられたのが1月の中旬。ほぼ2週間と言う厳しいスケジュールでしたが、最後の追い込みは毎日睡眠時間2～3時間で、なんとか出版にこぎ着けました。また例によって、完全に１人作業で仕上げましたので、完成してもなかなか冷静に目を通す気になれません。あそこはこうすれば良かった、こうすれば良かったという気持ちが先に立ってしまいます。